私の弟の話31話

その後…

焼肉をした後も実家に寄ったときは時々部屋の前まで行って声をかけたりしていたのですが、寝ている時なのか気分なのか分かりませんが反応がないことが続き、しばらく弟の顔を見ない日が続きました。

もう私たちとも話したくなくなったのかな…

と思っていたとき、姉が弟とばったり遭遇した時がありました。

焼肉以来、2ヶ月近くたっていたと思います。

姉もなるべく普通に「やっほー!なんか久しぶりじゃない?笑」みたいな感じで声をかけ、じゃあねーと帰ろうとした時に弟が呼び止めてくれたようでした。

私はあんまり読まないのですが、姉は結構小説とかも読んでいて、弟が帰ってきたときにおすすめの小説を貸していたようで、そのお礼にと弟が好きな小説を貸してくれたのでした。

この時は小説やアニメの話をして普通に会話してくれたようで、姉も喜んでいました。

 

弟が好きな小説を読んで…

弟が貸してくれた小説は私はそれまで全く知らなかったお話でしたが漫画やアニメ、実写化までされている結構有名な話だったようで、大学生活が舞台のお話でした。

変わった性格の先輩や友達が出てきたりして振り回されながらも恋もしてみたりと何だかんだ楽しそうな大学生活を送っている主人公…

弟が今も大学にこだわっている本当の理由はこれなんじゃないかと…

高校生活もあまり楽しめず、あんなに苦労して大学に入ったのにまともに大学生活を送れなかった弟、もう一度大学からやり直して青春をしたいのかな、と、、青春コンプレックスのような状態になっているのではないかと…

そんなとき私は高校時代に体験したある事を思い出します。

私が高校1年生のときの夏休み中、ある宗教が開催している、1週間全国の高校生が集まって寮生活をしながら色々なイベント、体験をするといった企画に参加したことがありました。

私たち家族はなんの宗教にも入っていないのですが、小学生のときにクラスメイトにその宗教が開催していた子供向けのイベントに一緒に行こうよ誘われて(当時CMでも結構そのイベントが流れていて単純に楽しそうだなーと思っていた)それがきっかけでそのとき連れて行ってくれた人(友達の親ではないですが、その宗教関係の人)と母達も繋がりが出来るようになりました。といっても県外に住んでいる人だったので年に一回あるかないか、近くにきた時に会いにきてくれるくらいでしたが、、その人に夏休み中暇ならこんな事やってる所があるんだけど、興味あるなら参加してみる?と誘われたのでした。

人見知りタイプの自分がよく行く!返事したなと思いますが、夏休み中部活の活動もほとんどなかったし、いじめられていた中学時代を卒業したばかりだった事もあり、自分を変えたいという思いもあって思い切って参加したのでした。

参加してよかったと思えた1週間

そしてそれが私にとって大正解!

そこでは本当の学校のように男女混合のクラスに分かれて色々な活動をするのですが、宗教が関係しているということもあり、宗教に関する授業があったりもしましたが、それ以外に掃除したりみんなで力を合わせてゲームをしたり、ご飯を作ったり遊んだり遊んだり…(遊んでた記憶がほとんど)クラスといっても1クラス20人いないくらいの人数で、クラスごとに先生のような人もついていて、人見知りの私でも溶け込めるように色んな工夫をしてくれて、たった1週間でしたが第2の母校と呼びたいくらいの宝物のような日々になりました。

300人近くの高校生が集まっていましたが、その宗教についてなんにも知らなかったのは私くらいだったようで、みんなになんで参加したの??笑と初めは言われたくらいでしたが笑

あまりにも楽しかったのでその後の高校2年、3年のときも夏休みに1週間参加していました。

そこで仲良くなった友達とは今でも繋がりがあったりしています。

そんな体験を思い出し、高校生じゃなくても、大人でもこういった体験が出来る企画もあると聞いたことがあったため、弟が青春したいならこういった方法もアリなんじゃないかと思った私は(大学にもう一度入学するよりはかなりハードルも低いし、両親の経済的な負担も少ないとも思ったため)そのとき仲良くなった友達に相談してみることにしました。

 

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